韓国人夫と結婚し、国際結婚をして海外に在住している私こころですが、今回は出会いや馴れ初めについてまとめていきます。
- 韓国の結婚式ってどんなだろう?
- 韓国は夫婦別姓?
- 国際結婚の現実は?
- 国際結婚するか悩んでいる。
ちょっとでもそんな方のヒントになればと思います。
国際結婚って華やかなイメージや憧れのイメージが強いですが、理想と現実のギャップについても私の視点でまとめていきます。
かなり個人的な視点での記事になるので「こんな人もいるんだな~」と思っていただけると幸いです。
目次
国際結婚の出会いや馴れ初め
私こころが国際結婚をの出会いや馴れ初めは、カナダへの海外留学でした。
カナダに語学留学をするべく、勤めていた会社を4年で辞めカナダにやってきました。
留学中は語学学校に通ったり、ローカルカフェでアルバイトをしたり充実した日々を送っていました。
そんな中、アルバイト先のカフェに新しく入ってきた韓国からの留学生が現在の夫でした。
留学先での出会いの王道ですね。
当時日本は空前のヨン様ブーム!韓国人のイメージはヨン様。
やさしい、レディーファースト、力強い、イケメン・・・。
イメージって怖いですね。
そんな事ないのにそう見えてくるんです。
うちの夫、全然ヨン様じゃないし力強くもないのに、その時はイメージと片言の日本語に押され・・・。
片言の日本語をしゃべる男性に弱いんですよね~。
ちなみにこれは個人差もあると思いますが、韓国人男性は基本的に積極的な人が多いように思います。
アプローチもストレートでとにかく積極的です。
という事で留学先でカナダ人ではなく韓国人の彼氏を作り日本に帰国する事になりました。
国際結婚の場合は、海外留学で外国人と知り合って結婚するパターンが多いそうなので私の場合は王道でした。
ちなみに韓国に住むようになってから出会った友人達(日本人)も海外留学で知り合った人が多かったです。
中には夫になる人が日本に留学しに来ていて日本で知り合ったパターンも!
遠距離恋愛の秘訣
留学期間が終了し、私たちはそれぞれの国に帰国しました。
日本と韓国、遠距離恋愛のスタートです。
帰国後すぐに夫が日本にやってきてうちの両親に挨拶へし、その後私も韓国に行き夫の両親に挨拶しました。
お互いの両親には挨拶しておこうという事になり、このような流れに。
それから私は日本で英会話学校で働き始め、夫は当時まだ大学生だったので大学に戻りました。
当時まだスマホが無い時代だったので、電話をするにもかなり手間がかかりました。
テレホンカードのような「コーリングカード」なるものを購入して電話をかけていました。
なつかしいな~!
そう思うとスマホのおかげで世界がかなり近づきましたね!
遠距離恋愛中もちょうどいい距離感だったからかかなり順調な交際期間でした。
そして夫の大学の卒業&就職が決まった事で、めでたく結婚が決まりました。
(遠距離恋愛期間約2年でした。)
遠距離恋愛の秘訣としてはお互い忙しくしている事が重要かと思います。
私の場合は平日は仕事で忙しくあまり考える時間もなく過ごしていました。
夫の場合もアルバイトと勉強で忙しくしていたのがお互いちょうどいい距離感を保てた秘訣だったと思います。
韓国って夫婦別姓?メリットやデメリットも
韓国人と結婚する時に悩むのが夫婦別姓にするか夫の姓を名乗るかです。
韓国は基本、夫婦別姓なので国際結婚の場合は夫婦別姓も選択できるのです。
私の場合は夫婦別姓を選びました。
実際に生活をしてみて夫婦別姓のメリットとデメリットをまとめます。
夫婦別姓のメリット
メリット
- パスポートの苗字変更不要
- 銀行口座の苗字変更不要
- 運転免許証の苗字変更不要
- 離婚する時もスムーズ
夫婦別姓の最大のメリットは苗字が変わった事による煩わしい手続きが必要ない事だと思います。
夫婦別姓じゃなければ結婚したら女性だけがこの煩わしい手続きが必要になるんですよね。
また、万が一離婚する場合も苗字が変わらないので離婚するハードルも下がるのでは??
デメリット
- 子供への影響
私がデメリットだと感じる部分の一つに子供への影響が挙げられます。
韓国では夫婦別姓で子供は父親の姓になるので家族の中で母親だけ苗字が異なります。
私の場合は夫婦別姓を選んだので、日本では子供達は母親である私の苗字を名乗る事になります。
子供達は苗字が二つになるので子供への影響は少なからずあります。
ただ、生活の基盤が夫の国ならそれほど影響はないかと思います。
ちなみに私の子供達は日本に一時帰国した時は私の苗字で小学校にも通いました。
むしろ子供達は苗字が二つある事を誇らしく思っているようです。
苗字が変わらない事で結婚した実感がわかないという点ももしかしたらデメリットかもしれません!!
韓国の結婚式
結婚が決まり、私は韓国に移住しました。
ここでは韓国の結婚式について私の経験談をまとめます。
移住してから結婚式の準備を始め、約5か月後に式を挙げる運びとなりました。
韓国の結婚式って何がスゴイかって言ったらとにかく忙しい!
しかもかなり大人数招待するので全員と挨拶もできないぐらいです。
夫の方の招待客数は300人を超えていたと思います。
私の方は日本から来てもらう事を考慮して家族・親戚・友達を含めて30人ほど。
リハーサルはほぼなしのぶっつけ本番なので言葉もままならない私たち家族はてんやわんや。
さらに式場は一日に3つ以上式を挙げるので私たちが終われば次の式、さらにその次と、時間が押しているので遅れは許されません。
式自体は1時間ほどで終了し、参列者は食事をして帰るという流れ。
食事は各自、食堂に移動して取ります。ビュッフェ式が多く新郎新婦と一緒に食事をするわけではありません。
なので、結婚式当日参列者と挨拶できる時間は式の前のみとなります。
あまりにも多くの参列者が来る場合は全員と挨拶できない場合も多いよう。
とにかく「早く早く」精神が強い韓国ならではの結婚式に驚きました!
これはあくまでも私が体験した結婚式です。
他に招待されて参加した結婚式の中には日本のような披露宴を行う式もありました。
韓国でも様々な式がありますが、今まで参加した結婚式は私と同じような式が多かったです。
ちなみに今までに参加した韓国の結婚式の数は10回を超えています。
余談
- 韓国のご祝儀は日本に比べてかなり安いのが特徴的です。
- 私が結婚した当時(約13年前)は一人3万ウォン(約3000円)や5万ウォン(約5000円)のご祝儀で出席する人が多かったです。
- 最近は金額も変わってきているようで10万ウォン(約1万円)や親しければ、30万ウォン(約3万円)のご祝儀が主流となっているようです。
韓国の結婚式ってとにかく大人数招待して盛り上げる感覚なので、あまり親しくなくても招待される事もあります!
なので、親しくない友人や職場関係の人の結婚式ではご祝儀は低めとなっています!
以上私の韓国での結婚式の経験談でした。
家族との関係は?
韓国は家族の絆が強い事で有名ですが、ここでは私の体験談をまとめます。
韓国に来てから衝撃だった事を紹介します。
夫と出会ってから独学で韓国語を勉強すると言いながら全く頭に入ってこず、全くの韓国語初心者の状態での渡韓。
当初私が知ってる韓国語の単語は「アンニョンハセヨ」と「サランヘヨ」ぐらい。
外出先で聞こえてくる韓国語が全く耳に入ってこない(笑)。
それでも韓国での生活は刺激的でした。
そんなある日、私たちは夫の実家を訪問していました。
私はこの出来事を「サランヘヨ地獄」と呼んでいます。
韓国って家族の繋がりが濃くて深いんですよね~。
家族との関係がかなり強いんです。
夫も平気で両親に「サランヘヨー」。両親も夫に「サランヘヨー」。
ついでに私にも「サランヘヨー」。
ぎょえ~!!
サランヘヨって愛してる!って意味だよね??!
なんでそんなに頻繁に飛び交ってるの~。
普段うちの実家では「愛してる」なんて言葉一回も出た事もないような家庭だったので寒気鳥肌マックスでした。
サランヘヨって言われたらサランヘヨって言い返さないといけないので小さく「サランヘヨ」ってぼそっと呟いてその場をしのいでみたものの。
一日に何度も何度も繰り返される「サランヘヨ」に無の感情で答えるようにしてみたり。
まさに私が体験した初めての「サランヘヨ地獄」でした。
それからというもの「サランヘヨ地獄」にも慣れるもんで、今では「アンニョンハセヨ」と同じ感覚で「サランヘヨ」を駆使できるようになりました(笑)。
国際結婚の理想と現実
実際に韓国人と結婚し国際結婚をしたわけですが、理想と現実について考えてみました。
※あくまでも個人的な意見です。
韓国人との結婚の理想は、
- レディーファースト
- 家族を大切にする
韓国ドラマからのイメージでこんな感じでした。
韓国人との結婚の現実は、
- レディーファースト(子供が生まれるまでは強い)
- 家族を大切にする(特に両親)
レディーファーストは、結婚後も継続。
ただ、子供が生まれてからは優先順位がお互い子供になってしまったのでチャイルドファーストになりました。
これは当たり前の事なので特にがっかりしたという事はありません。
そして、家族を大切にするという点は現実も間違いありません。
特に両親に関しては特別なんですね!
- 私が家族と言うと「私たち夫婦と子供達」
- 夫が家族と言うと「私たち夫婦と子供達+両親」
となります。
なので会話がかみ合わない事も多々あります。
例えば、
私「家族で今度旅行に行きたいね。」
夫「そうだね。じゃあ両親にも聞かないと!」
てな具合。
始めのうちは「イラっと」としていましたが、「私たちだけでね!」と付け加えるようにしました。
ただ、両親を含めて大切にするのでうちの両親も大切にしてくれるので、あまりにもひどい場合を除いては許容範囲かと思います。
ちなみに両親を大切にするマインドですが、韓国では私が知る限りほとんどの家庭がこんな感じです。
旅行に行く⇒両親にも声をかける
食べに行く⇒両親も誘う
自分たちだけ楽しむのは気が引ける精神なんだと思います。
これらはあくまでも私個人の経験談です。韓国人との国際結婚でも人それぞれで聞くと新しい発見がありますよ!
まとめ
私、こころの国際結婚の馴れ初めや理想と現実、韓国での結婚式などについてまとめてきました。
国際結婚といっても国によってさまざまで、海外生活に憧れる人も多いですよね。
私の場合は韓国だったので日本から近い事もありそれほど抵抗はありませんでした。
結婚って結局他人同士が一緒に住む事なので日本人であれ外国人であれ結婚してから色んな気づきやすれ違いが出てきますよね。
最近思うのは理想はあくまでも理想なのであまり夢を見過ぎない方が幸せなのかな~と思いました。
夫婦円満の秘訣!
最近はお互いを尊重して干渉し過ぎないように心がけています。